お六饅頭の名の由来
大河ドラマ「天地人」主人公 直江兼続 にちなんで
六日町には、『お六甚句』という民謡があります。
歴史を紐解いてみると、戦国の昔、六日町には上田の庄の豪族・長尾一族の居城「坂戸城」がありました。この城下に樋口与六という若者がおり、後に用いられて直江山城守兼続と名乗り、上杉謙信を助け、智謀の武将として名をはせました。
六日町の誇りとして、伝統のシンボルとして、兼続を慕う町民の熱情は今も変わりません。そして戦後間もない昭和21年、『お六甚句』が生まれました。
若き日の兼続=与六(幼名)と、坂戸城主・上杉景勝の妹、桂姫との恋物語を軸に、しっとりとした六日町の風情を歌い込んだものです。ことうの『お六饅頭』は、その民謡の主人公にちなんでつけられました。